FFT16 について
このソフトウェアについて
FFT16はUSBインタフェース付き高分解能超高速ADコンバータTUSB-0216ADMHを利用してFFTアナライザのような動作をするソフトウェアです.
以下の環境で動作を確認していますがこの条件で正しく動作することを保証するものではありません.
- Windows 7(64ビット版)またはWindows 8(32/64ビット版)
- .NET Framework 4.0 または 4.5
TUSB-0216ADMHはFFT専用に設計された製品ではないため以下のような制限があります.
- ±1Vに固定された電圧レンジ
- LPFを持たないため折り返し雑音が現れる
インストール
同梱されている実行ファイルとDLLファイルを適当なディレクトリに配置します.
アンインストール
インストール時に配置した実行ファイルとDLLファイルを削除します.
使用方法
- TUSB-0216ADMHのドライバをインストールします.
- コンピュータにTUSB-0216ADMHを接続します.
- このソフトウェアを起動し,スタート/ストップボタンを押します.
- 画面に波形が表示されます.
操作できるオブジェクト
- 波形表示グリッド
- 波形を表示します.クリックするたびに左上の測定パラメータ表示文字列の透明度が変わります.
- スタート/ストップボタン (Start/Stop)
- 動作を開始または停止します.
- スクリーンショット撮影ボタン (Take Screen Shot)
- 波形表示グリッドのスクリーンショットを実行ファイルと同じディレクトリに保存します.
- サンプル数設定スライダ (Number of Samples)
- サンプル数を設定します.
- クロックソース選択コンボボックス (Clock Source)
- クロックソースを選択します.200MHz,20.48MHz,16.384MHz,12.8MHz,1.92MHzを選択できます.
- クロック分周比設定スライダ (Clock Division Ratio)
- クロック分周比を設定します.サンプル数n,クロックソースfg,クロック分周比mによってサンプル周波数fsと周波数分解能fdが決まります.
fs=fg/m です. fd=fs/n です.
- 窓函数選択コンボボックス (Window Function)
- 窓函数を選択します.矩形窓,ハン窓,ハミング窓,フラットトップ窓,サイン窓,ブラックマン窓を選択できます.
- ピークマーカ表示チェックボックス (Show Peak Markers)
- ピークマーカの表示/非表示を選択します.
- 横軸自動伸長ボタン(Zoom to Fit Freq. Range)
- 横軸を現在の周波数設定にあわせてに調整します.
- 表示周波数中心設定テキストボックス(Centre)
- 横軸の中心周波数を設定します.
- 表示周波数幅設定テキストボックス(Span)
- 横軸の表示帯域を設定します.横軸の表示帯域は Centre±Span/2 (Hz)です.
- 表示基準電圧設定テキストボックス(Ref)
- 縦軸の基準電圧を設定します.基準点は波形表示グリッドの上辺です.
- 電圧ピッチ設定テキストボックス(Div)
- 縦軸の1ピッチあたりの電圧を設定します.縦軸の範囲はグリッドの上辺をRef (dBV)としてRef-10*Div (dBV)です.
権利の帰属
本ソフトウェア(FFT16)および付属文書に関する著作権,その他一切の権限は株式会社タートル工業に帰属します.
ユーザは本ソフトウェアを使用する権利と本ソフトウェア上に表示された波形の画像を使用する権利のみを得るものとします.
免責事項
本ソフトウェアを使用によって生じたいかなる損害に関して当社は責任を負いません.